ロシアが石油売却の入札で大口の取引を成立させた。ほとんど知られていない複数の石油商社が買い手となった。関係者によると、国営石油大手ロスネフチは最近、ここ数年で最大規模の入札を実施。契約期間は最大12カ月で、原油や石油製品などが対象だったという。売却された原油の量や価格は明らかになっていない。西側諸国の制裁でロシア石油生産会社は資金難に直面してきたが、入札の成功はこうした状況が和らぎつつあることを示唆している。ロスネフチの広報担当者は、事業活動の詳細についてはコメントを控えるとした。また、入札に関する質問については、内容の一部に誤りがあると述べた。不正確な点を指摘するよう求めたが、回答はなかった。