この本は100万円以上の価値がある!」東証プライム上場社長で現役マーケッターである「北の達人コーポレーション」木下勝寿社長が絶賛。大きな話題となっている一冊の本がある。それが、コピーライティングの第一人者である神田昌典氏が25年の集大成『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。スマホ時代に完全対応し、従来のコピーライティング書の常識を凌駕する本書のポイントを抜粋して紹介する。

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「PMMサーチシート」の
「誰が・何をして・どうなった?」

 今回は、「穴埋めするだけ」で一気に売れ始めたおそるべき事例を紹介したい。

 これまで紹介した「PMMサーチシート」の(1)~(8)を踏まえ、最終的に「誰が・何をして・どうなった?」で表現してみよう。

 ここでは、「誰が・何をして・どうなった?」を、「PMMサーチシート」を使って深く掘り下げる方法から解説する。

 まず、「PMMサーチシート」の「誰が・何をして・どうなった?」への対応項目は次のとおりだ。

【9割の人が知らないテク】「穴埋めするだけ」で一気に売れ始めた!おそるべき事例とは?

 この確認で、当初想定していた顧客像と違う顧客像になるケースがある。

 たとえば、次の事例だ。商品は美容液である。

〈当初のターゲット〉
顔の肌の衰え(=老化)に悩む人

「PMMサーチシート」の2.「理想の顧客」と21.「ベネフィット」を考える中で、

「現状のエイジングスキンケア商品に満足していない人」

 が思い浮かび、次のように変わった。

〈変更後のターゲット〉
既存のスキンケア商品に満足していない人

 ぼんやりしていたターゲットがクリアにイメージできるようになった。

 このように、「理想の顧客」と「今想定する顧客」からターゲットをイメージしてUSP(優位性)を考慮し、それがターゲットにどんなベネフィットをもたらすかを考えると、PMMが練り上がる。

誰が・何をして・どうなった?

 最終的には次の表現にまとめる。

【9割の人が知らないテク】「穴埋めするだけ」で一気に売れ始めた!おそるべき事例とは?

 本書176ページで触れた「誰が・何をして・どうなった?」に対し、「何をして」の部分が少し違う。

「他のものとどう違うのか?」をクリアにするために、「〇〇の点が他と違う」を入れている。これはポジショニングを意識した表現だ。

 本書で紹介した「ワンちゃん出張シャンプー」の例では次のようにまとめた。

【9割の人が知らないテク】「穴埋めするだけ」で一気に売れ始めた!おそるべき事例とは?

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【9割の人が知らないテク】「穴埋めするだけ」で一気に売れ始めた!おそるべき事例とは?

(本原稿は、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)