米南部フロリダ州のロン・デサンティス知事(共和党)は31日、当地で幅広い経済政策を打ち出す予定だ。中国との正常な貿易関係の打ち切りといった対中強硬姿勢や、米連邦準備制度理事会(FRB)への対立的な姿勢を反映する内容になるとみられる。デサンティス氏は、共和党の大統領候補の指名を争う予備選をにらみ、ドナルド・トランプ前大統領に対抗する最有力候補としての地位が揺らいだ後、体勢の立て直しを図っている。中国との「虐待的関係」を打ち切り、貿易赤字を黒字転換させ、盗まれた知的財産を活用した財の輸入の禁止を呼びかける。また、中国との「恒久的正常貿易関係」に終止符を打つよう求める。ただ、その実現には議会の承認が必要だ。
米中正常貿易の打ち切り、デサンティス氏が主張
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