ドナルド・トランプ前米大統領の法的トラブルは、世論調査では同氏への逆風となっていないものの、同氏の選挙資金を著しく圧迫している。最近の世論調査では、共和党の大統領候補として有権者の半数以上がトランプ氏を支持しており、対立候補たちの支持率が下がる一方でトランプ氏の支持率が上がっている。同時に、選挙資金を法廷闘争に充てているため資金が枯渇しかねず、支持者らの間に懸念が広がっている。7月31日に公表されたデータによると、トランプ氏の政治活動委員会(PAC)である「セーブ・アメリカ」は資金が底をつきつつある。セーブ・アメリカはトランプ氏とその顧問グループがさまざまな捜査を受ける中で訴訟費用の大半を賄ってきた。6月30日時点でセーブ・アメリカの銀行口座残高は400万ドル(約5億7200万円)未満と、1年前の1億ドル超を大きく下回る。
トランプ氏、訴訟費用で選挙資金枯渇の恐れ
有料会員限定
あなたにおすすめ