伊藤忠商事がトップ
丸紅は277.1万円アップ

 トップ5は総合商社が総なめした。1位は伊藤忠商事で、平均年収は1579.8万円(従業員数4170人、平均年齢42.2歳)。2位は三菱商事で平均年収は1558.9万円(従業員数5571人、平均年齢42.8歳)だった。

 伊藤忠商事は2位の三菱商事に20.9万円の差をつけた。対象期間が20年4月期~21年3月期(前期)のランキングでは、三菱商事が1678.4万円でトップ、伊藤忠商事が1627.8万円で2位だったので、今期で逆転した。

 3位は三井物産で、平均年収は1549.1万円(従業員数5494人、平均年齢42.1歳)。同様に、前期は1482.5万円だったので、今期は66.6万円もアップした。

 4位は丸紅で、平均年収は1469.3万円(従業員数4379人、平均年齢42.3歳)。丸紅は、前期の平均年収が1192.2万円で、業績悪化などを理由に前々期より260.6万円も減っていた(参考記事『年収が下がった会社ランキング2021【全500社完全版】ディズニーリゾートのOLCが6位に』)。しかし、今期は277.1万円(前期比23.2%増)の大幅アップ。この3年で平均年収が乱高下している。

 5位は住友商事で、平均年収は1406.3万円(従業員数5150人、平均年齢43.1歳)だった。

 なお、今回のランキングでは、平均年収1000万円超えが8社、900万円台が5社、800万円台が19社、700万円台は32社、600万円台は67社あった。

 また、今回のランキングで、平均年齢が最も高かったのはキヤノンマーケティングジャパンで平均年齢48.5歳(平均年収866.9万円、従業員数4787人)だった。一方、平均年齢が最も低かったのが中古車買い取り事業のGulliverの運営などを行うIDOMで、平均年齢33.3歳(平均年収515.6万円、従業員数3072人)だった。

 次ページ以降では、6位~186位の企業を一挙に公開している。ぜひ、チェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)