日本株急浮上、「ChatGPT」の大流行――。最近の日本経済をにぎわす地殻変動は、今後の産業界にも特大インパクトを与え得る新トレンドだ。インフレや円安なども襲来する中、各業界の未来図が気になるビジネスパーソンは多いだろう。そこで特集『日本再浮上&AIで激変! 5年後のシン・業界地図』では、7月10日(月)から全16回の連載で、注目11業種の先行きを大展望。トップアナリストの分析などに基づき、業界内序列から再編シナリオ、年収格差や意外なダークホースに至るまでを明らかにする。さらに、著名個人投資家インタビューや有望銘柄ランキングなど、投資に役立つコンテンツも満載でお届けする。
#1 7月10日(月)配信
三井不動産、三菱地所、大和ハウス、住友林業…激変「不動産&住宅」5年後の勝ち組は?
「不動産はインフレに強い」という声もあるが、今後5年間については当てはまらなそうだ。オフィス市況に不透明感が強く、賃料上昇が期待しにくいからだ。とはいえ、各社の中期経営計画には最高益更新やROE(自己資本利益率)向上など強気予想も目立ち、株価が出遅れている企業も多い。厳しい環境でも増益を続ける企業の条件とは何か。今後5年間の本命企業や注目テーマの分析に加えて、意外なダークホース企業も紹介する。
#2 7月10日(月)配信
弁護士、会計士、税理士…AI時代を勝ち抜く「正道」とは?5年後の士業を大展望
弁護士や会計士、税理士といった士業の仕事は、ChatGPTの出現でどう変わるのか――。この道20年の士業コンサルタントである横須賀輝尚氏が、AIの本質を見極め、個人事務所が“大崩壊時代”を勝ち抜くための「正道」を伝授する。
#3 7月11日(火)配信
オリンパス、テルモ、シスメックス…最高益の医療機器業界を襲う「3つの逆風」と世界で勝つ条件
テルモやオリンパスなど、主力企業の多くが2023年3月期に最高益を更新した医療機器セクター。低侵襲の医療機器を武器にROEの高い企業がそろうが、意外にも中長期では複数の不安要素があり、かじ取りを誤ると急失速する可能性もある。果たして、日本の医療機器メーカーは世界で活躍する「グローバルメドテック」に進化できるのか。変貌する医療機器市場を分析しつつ、中長期で活躍する本命企業を探した。
#4 7月12日(水)配信
AIブームで「イビデン&新光電気」に勝機!“王者”村田製作所に暗雲?電子部品業界の5年後
ChatGPTの急発展に伴い、電子部品業界でもAIを取り巻く需要増が期待されている。特に直接的な恩恵を受けそうなのが、イビデンと新光電気工業の2社。追い風となる理由のほか、“王者”村田製作所やニデック(旧日本電産)、ロームなど主要電子部品7社の5年後を大展望する。
#5 7月13日(木)配信
王者エムスリーと絶好調JMDCが「2強」形成、急拡大する医療IT業界の5年後の未来
コロナバブル後は株価低迷が続く「元最強のグロース株」エムスリーだが、足元では着々と事業領域と展開国を増やしており、将来性は抜群。一方、JMDCもデータを武器に新たな軸の構築を目指す。デジタル化で裾野が拡大する医療IT業界。新興プレーヤーも含めた5年後の勢力図を予測した。
#6 7月15日(土)配信
日本製鉄、JFE…鉄鋼業界の命運は「海外&脱炭素」にあり!東京製鐵&大和工業に期待大の理由
国内市場の縮小傾向が続く中、今後の鉄鋼メーカーの命運を握るのが「海外」戦略だ。この視点を一つの切り口として、国内三大メーカーの日本製鉄、JFEホールディングス、神戸製鋼所の5年後を展望。さらに、独立系電炉メーカーの東京製鐵と大和工業に期待大の理由を解説する。
#7 7月17日(月)配信
資産150億円!カリスマ投資家・片山晃氏が激白「かつてなく日本株が面白く、魅力的になっている」
元手65万円から資産150億円を築いた個人投資家の片山晃氏。インフレに転換するのであれば、日経平均株価は最高値の3万8915円を超えてくると分析しているが、銘柄選びのテーマは「日本株再発掘」だという。片山氏が中長期で注目する業種や投資戦略、さらには具体的な企業名までロングインタビューをお届けする。
#8 7月18日(火)配信
キーエンスは営業利益1兆円へ、トプコンに大化け期待!FA・計測・時計・複写機…精密機器業界5年後の勢力図
直近の平均年収が2279万円に上る超高収益のキーエンス。コロナ禍を通じて明らかになった「二つの武器」も踏まえると、5年後は営業利益「1兆円」の大台も視野に。さらに、FA(ファクトリーオートメーション)、計測器、時計、複写機のサブセクター(副業種)から成る精密機器業界の未来をひもとくと、光学機器メーカーのトプコンがダークホース的存在として浮かび上がる。
#9 7月19日(水)配信
第一三共が躍進!創薬力の中外や復活狙う武田薬品、製薬業界の5年後は新薬開発力で決まる!
マクロ景気よりも、「パイプライン(新薬候補)」次第で株価も業績も決まるのが製薬セクターの特徴だ。がん治療薬がけん引する第一三共、売上高トップも新薬開発で苦戦の武田薬品工業、創薬力の中外製薬など主要プレーヤーの今後5年を予測。各社の開発中の有望な薬についても紹介する。
#10 7月20日(木)配信
エヌビディア、TSMC、東京エレクトロン…AI時代の半導体勝者は?期待大の「意外な2社」も判明
AI向け半導体で絶大な強みを持ち、「時価総額1兆ドル」の大台に乗せるなど驚異的な高成長を続ける米エヌビディア。AI関連の期待感が急速に高まる中で、同社や台湾のTSMC、東京エレクトロンなど高成長企業がひしめく国内外の半導体業界の動向を大展望。さらに、セクターアナリストの分析から、飛躍に期待がかかる「意外な2社」の存在も判明した。
#11 7月21日(金)配信
トヨタ、ホンダ、日産…「大変革時代」の生存戦略は?気鋭アナリストが描く5年後の自動車業界ロードマップ
自動車業界の気鋭アナリストとして知られるナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹代表が、大変革期に直面する車業界の5年後を大展望。脱炭素や電動化、相次ぐ異業種プレーヤーの参入など、かつてない大波が到来する中で、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車をはじめとした日系大手メーカーの生存戦略を分析する。
#12 7月22日(土)配信
成長株「大化け候補」ランキング【5年後に伸びる80銘柄】3位メルカリ、1位は?
直近5年間ではレーザーテックがテンバガー(株価10倍)を達成。第一三共や総合商社各社の株価も大きく上昇した。では、次の5年間は?中長期保有で大きな利益を狙うのであれば、変化率が重要になる。アナリストの業績予想に複数のスクリーニング条件も追加して、「今後5年間で利益が大きく伸びる大化け候補」を選抜した。
#13 7月23日(日)配信
東証改革も追い風「割安株」ランキング【5年後の割安株80銘柄】13位オリックス、1位は?
東京証券取引所の「PBR1倍割れ」企業への改善要請もあり、割安株や高配当株が注目されている。とはいえ単純なスクリーニングでは、業績が伸びない「万年割安株」をつかんでしまう可能性もある。アナリストの業績予想に複数のスクリーニング条件も追加して、5年後の業績に対する「割安株」と「高配当株」を選抜した。
#14 7月25日(火)配信
三菱商事、伊藤忠、三井物産…資源バブル「追い風参考値」でない総合商社の本当の実力と5年後の勝ち組候補
前期は三菱商事と三井物産の純利益が1兆円を突破。瞬間風速という声もあるが、専門家は資源バブルがなくても「実力値」が底上げされてきていると指摘する。資源に強い三菱、三井と非資源で利益を伸ばす伊藤忠商事など各社の戦略は異なるが、果たして今後5年間の勢力図とは。各社の株主還元政策やダークホース候補についても紹介する。
#15 7月26日(水)配信
金融、ゲーム、ITサービス…5年後に伸びる業界は?20業種の主要銘柄業績をビジュアル大解剖!
本特集で個別に分析を行った11業種の他にも、注目度の高い金融やゲーム、ITサービスなどを含む計20業種について、5期前から直近、5期先までの純利益を総覧。市場関係者の見通しをまとめたIFISコンセンサス予想を活用し、「数字で描く未来図」を視覚的にも分かりやすい形で大解剖する。
Key Visual by Noriyo Shinoda