1991年からの31年間で41勝!
21年夏ついにベスト10入りした高校は?

 第9位に2校が並んでいる。1校は大阪桐蔭高(41勝7敗)だ。意外と順位が低いと思う人がいるかもしれないが、大阪桐蔭高が初めて甲子園に出場したのは1991年の春。当時はまだ創立して間もないころで、この年の夏に初出場で初優勝を達成した。以来31年間で41勝を挙げ、一昨夏の甲子園で東海大菅生高を降してついにベスト10入りした。

 100年に及ぶ夏の甲子園の歴史で、最近の31年間だけでベストテンに入っているというのはすごいことだ。しかも41勝に対して負けはわずかに7、勝率は.854と極めて高い。このあと、どこまで順位を上げるか注目したい。

 もう1校は、仙台育英高(41勝28敗)だ。昨年夏の甲子園で東北勢として悲願の初優勝、優勝旗が初めて陸路で白河の関を越えた(北海道はすでに優勝している)。勝ち星も5つを積み上げて、ついにベストテン入りを果たし、大阪桐蔭高にも追いついた。今年も驚異的な投手陣を擁して甲子園に出場、優勝候補の一角である。