欧州ファッションブランドの合併・買収に対抗するため、米国のブランドを擁する2つのライバル企業が統合で合意した。これによって「コーチ」「マイケル・コース」「ケイト・スペード」「ヴェルサーチェ」などが1社の傘下に収まることになる。合意に基づき、コーチの親会社タペストリーがマイケル・コースなどを擁するカプリ・ホールディングス(本社は英ロンドン)を85億ドル(約1兆2300億円)で買収する。価格に敏感な顧客から英国やイタリアのファッションを愛用する層まで、幅広い所得層をカバーする年間売上高120億ドル超の巨大企業が誕生する。