ETF(上場投資信託)業界の巨人が、新たなマネー獲得合戦で競争に直面している。ブラックロック、バンガード・グループ、ステート・ストリートは主に、指数の値動きに連動させるインデックスファンドのパッシブ運用を通じてETF市場を長い間支配してきた。一方、JPモルガン・チェースやディメンショナル・ファンド・アドバイザーズのような比較的新しいプレーヤーは、はるかに小規模なアクティブ型ファンドに焦点を当てている。アクティブ運用は投資家の間でちょっとしたブームになっており、ベッタファイ(VettaFi)によると、両社は2023年の資金流入ランキングでそれぞれ3位と4位に浮上した。5年前、両社のETFビジネスはないも同然だった。