ジョー・バイデン米大統領の息子ハンター・バイデン氏との司法取引が決裂した件で、検察は15日、弁護側の不手際によるものだと主張し、法廷での争いが激化している。ハンター氏の弁護士の1人は辞任し、今回の司法取引に関する将来的な法廷尋問で証言する意向を示している。こうした意見の対立により、ハンター氏が抱える法的問題はさらに深刻なものになったとみられる。検察は先週、司法取引を巡る交渉が暗礁に乗り上げたと発表。メリック・ガーランド司法長官はハンター氏の納税やビジネス取引に関する調査と起訴を継続するため、デラウェア州連邦検事のデビッド・ワイス氏を特別検察官に指名した。今回の動きはバイデン氏が2024年の大統領選での再選に向けた選挙活動を続ける中、ハンター氏が抱える法的な問題を長期化させる他、この問題にさらに注目が集まることにつながる。
ハンター・バイデン氏、司法取引の決裂で法廷闘争激化
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