ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者らロシアで拘束されている米国人と、他国が拘束したロシア人との交換を巡る交渉は難航している。そのため米国は、自国の拘束下にある名の知れたロシア人との囚人交換に再び集中せざるを得なくなっている。問題は、その中にロシアが望む人物がいるかどうか分からないことだ。米国はブラジルで服役中のロシア人と自国民との交換に望みをつないでいたが、先月ブラジルが身柄引き渡し要請を拒否し、期待は打ち砕かれた。米政府はこのほかにも、他の同盟国が拘束しているロシア人で、情報機関関係者らロシアにとって価値がある複数の人物を特定したが、ブラジルの例は、第三国が絡めば問題が複雑になることを浮き彫りにしている。
WSJ記者らの囚人交換、読めないロシアの関心度
ロシアで拘束されている米国人と、他国が拘束したロシア人との交換を巡る交渉は難航
有料会員限定
あなたにおすすめ