対数グラフはどこで使われるか:感染者数の例
それでは、対数グラフは一体どういう場面で活用されるのでしょうか。1つ目は、小さい値の変化も見せたいケースです。
たとえば以下のグラフについて考えてみましょう。このグラフは東京都内のコロナ感染者数の月別推移を表したものですが、1つ問題があります。2020年の感染者数が他より少なすぎるせいで、第一波のピークすらまともに読み取れないのです。
![図](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/650/img_643a0f5bc08081bf865926d5d08654d759517.png)
そこで、グラフを対数グラフに変えると以下のようになり、2020年のデータが大幅に読み取りやすくなります。たとえば、第一波のピークが4000人程度だったこともわかります。
![図](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/650/img_88827154d303a6432fbd1164185370fb88300.png)