対数グラフはどこで使われるか:会社の売上の例

 対数グラフが使えるもう1つの場面として、自分が伝えたい情報を強調したいケースが挙げられます。

 たとえば以下のグラフは会社の売上を表したものですが、どのような印象を持つでしょうか。このグラフを見ると、多くの人は「2022年になって売り上げが急に落ちてしまった」という悪い印象を持つでしょう。

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 それでは、もしあなたがこの会社の担当者で、悪い印象を持たれたくない場合はどうすれば良いのでしょうか。

 グラフを対数グラフに変えると以下のようになり、2022年以降に急落したという印象が少し和らぎます。逆に、「2019年以降は安定した売れ行きだ」とつい思ってしまう方もいるでしょう。

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おわりに

 本記事では「対数グラフ」について説明しましたが、対数グラフに限らず、数学が実生活で役立つ場面はたくさんあります。

 しかし、数学を普通の教科書や参考書で学ぶと、数学がどう役立つかが全くわからず、なんで数学をやらないといけないかの目的を見失ってモチベーションが消える人も少なくありません。

 そこで「【フルカラー図解】高校数学の基礎が150分でわかる本」がおすすめです。本書では、フルカラーの図解でわかりやすく説明しているだけでなく、数学が役立つ実用例も掲載されています。

 興味のある方はぜひ、本もお読みいただければと思います。