米国では5年前、新車価格が2万ドル(約290万円)未満の車種が12はあった。2023年にはこれが1車種に減っている。三菱自動車の素朴な小型車「ミラージュ」で、今年1-6月期に販売された新車770万台のうち約5300台がこのモデルだった。10万ドル以上払うつもりがあるなら選択肢は32車種に増える。コックス・オートモーティブのデータによると、平均的な米国人が現在の価格で新車を購入する場合、42週間分の収入が必要となる。新型コロナウイルス流行前はこれが約33週間分だった。中古車市場でも掘り出し物は見つかりにくくなっている。コックスによれば希望販売価格は平均約2万7000ドルで、コロナ前の水準から30%以上も上昇している。