子どもから大人まで数学を苦手とする人は非常に多いのではないでしょうか。ましてや高校数学ともなるとほとんどの人が挫折してしまった経験を持っているでしょう。しかし、高校数学の基礎は丁寧に学べば特別難しいものではなく、同時に得た知識は私たちの生活にも大きく役立ちます。そんな高校数学の超入門書として書かれたのが『【フルカラー図解】高校数学の基礎が150分でわかる本』です。本記事でははじめての人から大人の学び直しまで1人で高校数学が学べる本として発刊された本書より内容の一部を抜粋してお届けします。

勉強Photo: Adobe Stock

データを分析してみよう

 早速ですが、問題を解いてみましょう。以下のデータは、ある架空のクラス50名の数学のテストの点数です。このデータには一体どんな特徴があるのでしょうか。たとえば、どのくらいの点数の人が多いのでしょうか。

図

 おそらく皆さんの多くは、数字の羅列を眺めていてもよくわからないでしょう。そこで「とある便利な方法」を使うと、データの大まかな特徴を簡単に見抜くことができます。

 そこで問題です。

 どのような方法を使うと、データの特徴を簡単に見抜くことができると思いますか。自由に予想してみてください。