トイレでの座り方を変えてみましょう
ソンパル博士は、次のように言います。
「便秘解消サポートとして効果のある、洋式トイレ用足置き台(スクワッティーポティ)のことは聞いたことがあるかもしれません。特定のブランドのものを推奨しているわけではありませんが、これを使用することで、トイレで用を足すときに効果的な角度につくことができ、しゃがみ込んだ姿勢となって力まずに排便できるようになるでしょう。身体の位置を調整することで無理に力を入れたり、トイレに長時間いたりすることなく、ガスを効果的に出すことができる可能性が高まります」と、説明しています。
市販薬の検討、とは言え医師に必ず相談を
当然のことですが、おならをしたいときというのは、お腹が風船のように膨らんでいる可能性が高いです。シュミット医師は、「腹部膨満感は便秘と関係していることが多いので、まずは便秘を解消するための市販薬を選ぶとよいでしょう」と話しています。もし便が出ないときに便を軟らかくする薬を飲めば、便が出やすくなり、問題は解決するかもしれません。
そんな場合は、ジメチコン(simethicone / ガスコン)を含む薬も効果があるかもしれません。「ですが、必ず医師に相談し、服用しても問題がないことを確認してください。そして、説明書に従って使用するようにしましょう」と、ソンパル博士は注意をしています。
ジメチコンを摂取すると、たくさん食べてしまった後、消化器官にガスがたまりにくくなります。ジメチコンの効果でガスが集まりやすくなることで、ガスを体外へ排出しやすくさせてくれます。
ソンパル博士は、「ジメチコンは、おならの臭いや音にはあまり影響はありません」と説明しています。なので、服用しても音が出ずに匂いもバレないとは考えないでください。「とは言っても、ジメチコンは溜まったガスによる圧力や不快感は和らげてくれるはずです」と話します。この点については、大いに評価できるでしょう。
まとめ・アドバイス
真面目な話ですが、おならが出ないということが、生活の中で常に起こるようになり、もし今回ご紹介したヒントが役に立たなければ、絶対に苦しみ続けないでください。腹部膨満感や腹部不快感が続くようであれば、消化器科を受診してみるのもよいでしょう。
Source / Men’s Health US
Translation / Kazuhiro Uchida
※この翻訳は抄訳です。
Text by Isadora Baum, Lisa Mulcahy and Hikaru Sato