「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

【1秒脳トレ】「ん」「し」「い」、並べ替えで3つ言える?Photo: Adobe Stock

すぐ決める! 判断力も発想力もアップする脳トレ

「参加するかしないか、後回しにしていたら、満席になって申し込めなかった」
「買おうか買わないか、悩んでいたら、限定商品が品切れになっていた」

 すぐに判断すれば手に入るチャンスを、みすみす逃す。うーん、もったいない! 大量の情報にあふれる現代では、一瞬で判断していくことが必要です。

「どうしよう、どうしよう」と、いつも悩んでチャンスを逃してしまう方に、とっても簡単な脳トレをお伝えします。

 下のひらがな3文字を、1秒で知っている言葉に並べ替えます。それではスタート!

「ん」「し」「い」

 いかがでしょうか。最初は、一つの単語だけでも出せれば十分です。ゆっくり考えたらたくさんの単語が出てくるかもしれませんが、スピード重視で答えましょう。この問題の面白いところは、知っている語彙によって出てくる単語が変わってくるところです。

しんい……真意、深意
いしん……維新、威信
しいん……試飲、子音
いんし……印紙、因子

 ポイントは、パッと見た時に頭の中でイメージすることです。たとえば、「維新」と判断したら、歴史が好きな人だと明治維新にかかわった偉人たちの肖像画や絵が思い浮かぶかもしれませんね。

 次は4文字に挑戦してみましょう。同じく制限時間は1秒です。

「い」「だ」「ん」「か」

 いかがでしたか。「かいだん」だけでも色々な意味の言葉が思いつきますね。

かいだん……階段、怪談、会談
だんかい……団塊、段階
かんだい……寛大
だいかん……代官、大寒

 正解、不正解にとらわれず、「1秒で答えを出す」ということが重要です。1秒という短時間で判断することで、脳に負荷がかかり、情報処理能力が上がっていきます。

 ひらがなを並べ替え、複数の単語に変換し、さらに複数の漢字を当てはめる。これを繰り返すことで、見た瞬間にパッと言葉が出てくる=判断力が身につきます。

 頭の回転が速い人は、1つの言葉からいろいろな言葉を連想することができます。しかも、一瞬で! その理由は、情報を処理するスピードが速いからです。判断スピードが速くなると、さまざまな決め事が速くなり、行動のスピードが変わってきます。行動が変わると、人生まで変わります。

 1秒は短いと思われるかもしれませんが、意外と1秒で何か答えが出てきませんでしたか。我々は、1秒でも判断できる能力をもともと持っています。もっと判断力を鍛えたい! と思った方は、1秒で判断するよう意識しましょう。毎日コツコツ積み重ねることで、気が付けばぐっと脳力アップができていますよ。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。