関数を微分してみよう
それでは、準備が整ったので、実際に関数の微分を行ってみましょう。
関数y=x2(xの2乗)のx=1における微分係数はいくつでしょうか。
微分係数を計算する最も簡単な方法は、前回の記事で挙げた例のように周辺を調べることです。たとえば今回はx=1の微分係数を計算したいので、x=0.9とx=1.1のときを調べてみましょう。すると次のようになります。
・x=0.9のとき:yの値は0.9×0.9=0.81
・x=1.1のとき:yの値は1.1×1.1=1.21
xの値が0.2増えたときにyの値が0.4増えているので、微分係数はおよそ0.4÷0.2=2である、ということがわかります。