「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

ゼロからイチを生みだす発想力の身につけ方Photo: Adobe Stock

AIに負けない人材になる

「レストランで、配膳ロボットが料理を運んできた」
「ホテルのチェックインは、機械でセルフチェックインだった」
「スーパーやコンビニのレジは、自動レジを利用した」
「ChatGPTが流行っているらしい」

「今ある仕事の約半数はAIに取って代わり、AI失業が起こる」といわれています。実際に、自動化・無人化は、日常でもよく目にするようになってきましたね。

 自分の仕事は、5年後、10年後も大丈夫なのか、漠然とした不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。ただ、AIにも、得意なことと苦手なことがあります。

 事務作業や決まったルール下での作業、過去データに基づく予想などは、AIの得意分野。しかも、精度高く、迅速に、作業することができます。

 では、AIが苦手なことは何でしょうか?

「ゼロからイチを生み出す発想力が必要な作業」「人の気持ちを汲み取ること」「コミュニケーションを取ること」、これらは、AIよりも人間のほうが優れているといわれています。

 これからの時代は発想力が重要だといわれても、「自分はクリエイティブな仕事をしてないから、関係ない」と考えている人は多いはず。

 しかし、発想力に優れてくると、独創的な発想で他人との差別化ができるようになります。モノやサービスがあふれる今の時代、発想力があなたの人生を決定づけるといっても過言ではないのです。

 なぜなら、新しいビジネスモデルや商品サービスの開発、あるいは既存事業の問題点を改善するなど、ビジネスの場では、常に斬新でオリジナリティ溢れる発想力が求められているからです。

 ぜひ、発想力を鍛えて、自分の市場価値を高めていきましょう。

 とは言っても、これまでに自由な発想をしてこなかった人にとって、斬新な発想力を手に入れる方法が思いつかないかもしれません。そこで、どんな人でも発想力を鍛えられる、遊びのような「脳トレ」を紹介します。

 次の言葉を、肯定的な表現に言い換えてください。

「劣る」

 いかがでしょうか。

 反対語は「勝る」ですが、肯定的な表現「成長の余地がある」「伸びしろがある」「できているところもある」「もっとよくなる」など。同じ意味でも言い方を変えるとポジティブなニュアンスが生まれます。人によって表現はさまざまです。答えは一つではないので、解答も参考程度に見てくださいね。

 それではもう一題。

「暑い」

 反対語「寒い」「涼しい」ですが、肯定的な表現「アイスが美味しい季節」「プールが楽しみ」「木かげがありがたいね」など。

 いかがでしょうか。肯定的な表現は、なかなかすぐにはでてこないかもしれません。自分なりのポジティブな言いかえができていれば、大丈夫!

 これは、物事を多角的に見る習慣を身につけることができます。発想力がある人は、自分以外の立場や目線で、物事をみることができ、新たな可能性や発見を見出すことができます。普段から、こうだと決めつけるのではなく、こういう見方もできるというふうに、さまざまな角度から物事を見る力を身につけましょう。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。