ドナルド・トランプ前米大統領は、共和党の大統領候補指名争いでの圧倒的リードをさらに広げている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の世論調査で明らかになった。共和党予備選の有権者の多くは、同氏が4回にわたり起訴されたことについて根拠がないとみている他、半分以上は訴追されたことがトランプ氏をさらに支持する理由になったと述べている。予備選は2人の有力候補で争われるとみられていたものの、現在はトランプ氏による一方的な戦いとなっている。同氏にとって手ごわい挑戦者が見当たらない状況だ。共和党予備選有権者の59%はトランプ氏が最良の選択だと回答しており、4月の世論調査(現在とやや異なる候補者などを対象に実施)から11ポイントの上昇となる。