ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が行った最新の世論調査結果のうち、米大統領選共和党候補の指名獲得争いでドナルド・トランプ氏の全米支持率が現在59%まで上昇した点が、マスコミで大きく取り上げられている。しかし、われわれに言わせれば、2024年の最も重要な前兆は、調査のもう一つの質問に対する答えに含まれている。世論調査によると、2024年大統領選の本選挙がジョー・バイデン大統領とトランプ前大統領の戦いになると想定した場合、両氏の支持率は46%で並んでいる。トランプ氏が数え切れないほど法的問題を抱えていることを踏まえると、この結果は現職のバイデン氏がいかに弱いかを示している。しかし、情勢は変わり得るため、本選挙の投票日までまだ間がある現段階の世論調査結果はあまり多くを物語っていない。
【社説】米共和党、2024年の大問題
トランプ氏起訴は指名獲得を後押しも本選では不利に WSJ世論調査
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