北朝鮮の金正恩氏は4年余りにわたって国境の内側にとどまり、致死性の高いウイルスや窒息状態の経済、腐敗したエリート層への対応に専念してきた。  そんな金氏がロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談のため外遊を計画している可能性があると、米当局者が明らかにした。ロシア・北朝鮮間で弾薬の売買について協議が進展する可能性があり、そうなればウクライナ戦争向けのロシアの弾薬在庫が補充されるかもしれない。  米当局者によれば、金、プーチン両氏の会談はロシア東部の都市ウラジオストクで来週実施される可能性がある。ウラジオストクは2019年4月に2人が最初で唯一の会談を行った場所だ。