米ミズーリ州カンザスシティー在住のオペレーションディレクター、ティナ・マリー・ポーターさん(49)は、減量効果が高い糖尿病治療薬「マンジャロ」の自己負担額が毎月1000ドル(約14万7000円)程度に上る。この追加出費を賄うため、より多くの仕事を引き受けたり、臨時バイトを探したりしている。  人気の高い「減量薬」の保険適用が認められなかったことを受け、その全額またはほぼ全額を賄うために何らかの対応を取っている人が増えており、ポーターさんもその一人だ。  「人生が変わる」とポーターさんは話す。「でも、保険が適用されないからお金を支払えというのは納得がいかない。