ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が8月30日までに実施した世論調査では、ジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領にとって恐ろしいニュースがあった。両氏それぞれに対して、好意的な意見を持つ有権者の割合が39%にとどまり、好意的でない意見を持つ有権者の割合が58%を占めた。今回の世論調査結果はバイデン氏にとってとりわけ残酷なものだ。バイデン氏が「精神面において大統領職に適任」かとの質問には、「いいえ」との回答が60%だったのに対し、「はい」は36%だった。また、73%対22%という圧倒的大差で、「大統領に立候補するには高齢過ぎる」との回答が多かった。2024年の大統領選が近づくにつれてこれらの数字が良くなることはないだろう。巧みな選挙運動が候補者の欠点を一部補う可能性はあるが、どんな政治的マジックをもってしてもバイデン氏の年齢や言語能力の低下、衰弱の進行は隠せない。