仕事ができる人の特徴
仕事ができる人は「自分で考えなよ」とは言いません。代わりに「どう考えたのか教えて?」と返すのです。
ここでのメリットは2つあります。1つ目は相手がどこでわからなくなっているのか探ることです。たとえば、質問をされて答えを言ったとしても、そのことに至るまでのプロセスが理解できていない場合、おそらく同じことがまた起きます。「やっぱりわからないんですけど」という現象です。
ですから、答えも大事ですが、それよりも考え方そのものを確認していくことで、同じことが繰り返されないように確認をしているのです。
2つ目は、そもそもの仕組みに欠点があったり、教える側に問題がないか探るためです。こういった場合、教えている側の認識が間違っていたり、そもそもの仕組み自体に欠点がある可能性があります。つまり、質問者が頑張っていたとしても、そもそも間違ったことを教わっているパターンです。
当然、質問者は悪くないのにもかかわらず、うまくいかなくてダメージを負っていますから、相手がどう考えたかを聞く中で、自分にも間違いがなかったか確認するのがいいでしょう。
仮に大きな間違いはなくとも、理解が甘いところがあれば、自分の教え方が複雑だったかもしれないと、自分の反省材料にすることもできます。
これらだけが正解ではありませんが、こういったケースは、頼る側も頼られる側も成長できるいい機会です。頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。