バリー・ブルーメンソルさん(58)は6年前に米銀メリルリンチを退職し、大好きなスケートボードを思い切り楽しんでいる。朝食を食べながらコーヒーを1杯飲み、車でスケートパークに行くのが朝の日課だ。パークに着いたら防具一式を身に着け、手すりの上でボードをスライドさせる「バックサイドグラインド」という技から通常始める。「転ばなければ、挑戦していないということだ」と彼は言う。ブルーメンソルさんは、年齢や転倒の恐怖を物ともせずスケートボードに乗る大勢の年配者の一人だ。その多くは、若い頃に近所の通りでスケートボードを始め、放課後や週末に技を磨いていた。今はいつまでも元気でいるために、同じ志を持つ人たちと楽しんでいる。