最近の月曜日の夕暮れ時、ゴシック様式の尖塔(せんとう)やルネサンス様式の博物館があるドイツ東部の当地に数百人の抗議活動参加者が集まり始めた。少なくとも2年前からほぼ毎週月曜日に見られる光景だ。参加者たちはドイツの欧州連合(EU)離脱を求める横断幕を掲げ、近くにあるポーランドとの国境の閉鎖を要求した演説者に喝采を送った。彼らは自分たちの居住地区に住み着いている移民や、年金を目減りさせているインフレに憤っている。ウクライナへの武器供与に反対し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は不当に中傷されているとも主張する。これがドイツで勢いを増している極右であり、かつて共産圏だった同国東部で特に盛り上がりつつある。
ドイツで勢いづく極右、ちらつくナチスの過去
親ロシア・反移民を掲げる政党AfDの支持が拡大
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