フェイスブックやインスタグラムを運営する米メタは、「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIに照準を合わせている。メタは、オープンAIが提供する最先端の人工知能(AI)モデルに匹敵する新たなシステムの開発を進めている。事情に詳しい関係者らが明らかにした。メタは2カ月前にAI大規模言語モデル「Llama2(ラマ2)」を発表したばかりだが、来年にも開発を終える新たなモデルはその数倍強力なものにすることを目指している。計画されているシステムの詳細はまだ変更される可能性があるものの、他の企業が高度なテキストや分析、その他の生成サービスを構築する上で支えとなる見込み。またその作業には人間のような表現を生み出すいわゆる生成型AIツールの開発を加速させるため、メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が今年初めに結成したグループが関わっている。
米メタ、新たなAI開発進める 競争激化に対応
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