米ミュージシャンでデザイナーのイェことカニエ・ウェスト氏は今年、友人の米実業家イーロン・マスク氏に頼みごとをした。ツイッターを再開させてほしいと。ツイッターは昨年12月、ウェスト氏がユダヤ教のシンボルであるダビデの星とかぎ十字を組み合わせた画像を投稿したことを受け、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を禁じる規則に違反したとして同氏のアカウントを一時停止した。ウェスト氏のプランに詳しい関係者らによると、同氏は2024年大統領選への出馬を検討している。そのため、選挙戦アドバイザーがツイッターの再開を望んだ。以前のツイッターは、社内の正式な審査なしにアカウントを復活させることはなかった。しかし現・元従業員によると、マスク氏が同社を買収したあと、そのプロセスは一変。コンテンツに関する多くの判断を自らするようになった。同氏は最近、社名も「X」に変更した。
マスク氏のツイッター、衝動的で身内びいきな改革
現在の「X」、アカウント復活や投稿の方針が独断で決定されるように
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