まわりの負担を軽減できる人の特徴

 対して、まわりの負担を軽減できる人は、相手の気持ちになって物事を考えることができます。そんなこと当たり前だと思うかもしれませんが、意外と簡単なことではありません。

 仕事の依頼をひとつ取っても、「相手は忙しくないか」「もし自分が依頼される側だったらどんな依頼のされ方だったら気持ちよく引き受けられるか」と一度立ち止まって考えることができます。

 このひと呼吸が非常に大切で、自分に余裕がないときや忙しいときはつい焦って連絡をしてしまったりしがちです。ですが、その瞬間というのは相手への配慮が足りてないときとも言えます。

 もちろん、まわりのことを考えられるようになれば、「忙しそうだから手伝えることはないか」「どこかサポートできないか」と頼まれなくとも人を助けることができるでしょう。

 つまり、まわりにストレスを与えてしまうか、助けられるかはほんのちょっとの差で決まっているのです。

 なんでもかんでも配慮する必要はないですが、ほんのちょっと人のことを考えるだけで、自分も相手も仕事がしやすくなります。

 基本的なことですが、あらためて頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。