ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームが、新規株式公開(IPO)価格を52ドル(約7700円)に設定する方向で準備中だ。今年最大のIPO案件と目されている。事情に詳しい複数の関係者によると、現地時間13日午後の引受会社との会合でIPO価格が決まる予定。ただ状況は流動的で、価格は変わる可能性がある。1株当たり52ドルとなった場合、完全希薄化後の評価額は555億ドルとなる。SBGが先ごろ、傘下の「ビジョン・ファンド」が保有するアーム株を取得した際には、評価額が640億ドルと見積もられていた。アーム株は、14日にナスダック市場でティッカーシンボル「ARM」で取引を開始する予定。