経営コンサルタントの市原義文氏は、ローソン在籍時代にPontaカード、コンビニ業界初のセルフレジ、デジタルサイネージ広告、全社高速ネットワーク化など、斬新なアイデアを次々と実現。退職後もこれまでにない発想で様々な新企画を生み出し、数多くの事業再生を手掛けてきた。市原氏の初の著作『アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート』からの一部抜粋により、アイデアをお金に変えるための発想法を初公開する。
お客様は、なぜ来店するのか?
来店してくれないのか?
今回は、売上アップにつながるアイデアに必要な考え方についてお話しします。
商売の基本は「千客万来」――。
これは、ローソン在籍時に、当時の専務取締役から教わり、以来ずっと意識していることです。
「千客万来」とは、多くのお客様がひっきりなしに店を訪れ、絶え間ないこと。商いに携わる人にとって、「千客万来」は基本であり目指すべき理想でもあります。
実際、お客様はそう簡単には来店してくれません。そのお店に行く理由があるからわざわざ足を運ぶのであり、意味もなく来店してくれるお客様などいないのです。
お客様は、なぜ来てくれるのか? お客様は、なぜ来てくれないのか?