米国とロシアがアフリカでの影響力拡大を争う中、ロシアは地中海に面したリビアの港に軍艦をアクセスさせようとしている。実現すれば北大西洋条約機構(NATO)の「裏庭」でロシア海軍がプレゼンスを拡大することになる。リビア政府の当局者やアドバイザーらによれば、ユヌスベク・エフクロフ国防次官を含むロシア政府の高官らは、ここ数週間の間にリビアのハリファ・ハフタル将軍と会談している。またその際には同氏が制圧するリビア東部地域の港で停泊する長期的な権利について協議したという。リビア政府当局者やアドバイザーらによれば、ロシア側はベンガジまたはトブルクにある港へのアクセスを求めており、これら港はいずれもギリシャやイタリアから400マイル(約643キロ)未満の位置にある。
ロシア海軍、地中海でのプレゼンス拡大を模索
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