朝、着る服に「迷わない」と、1日がうまくいく
一方、「迷わない」人は、しっかり準備ができているので慌てません。
たとえ季節外れの寒さに見舞われたときでも、事前に天気予報をチェックして前の晩に着ていくジャケットを用意していますので、少しも慌てることなく家を出ることができます。通勤途中の電車内で、乗り換える電車に遅れが出ているというアナウンスがあったとしても、そういうときは1つ手前の駅で降りて、別の路線を使うとあらかじめ決めていれば、動揺も少なくてすみます。
心と体が安定した状態で仕事に取り組めますから、パフォーマンス力も上がります。1日の滑り出しがスムーズだと、その後もすべてうまくいくといっても過言ではありません。
このように、今日来ていく服を、「昨晩選んでいた1日の流れ」と、「朝選んで決めた1日の流れ」というのは、まったく違います。
そして、日常の選択で「迷い」がある人は、人生を左右するような大きな選択のときでも迷います。
考えてもみてください。日常の小さなことでもバタバタしている人が、大きな選択をするときに、冷静な判断ができると思いますか? 迷ってばかりいるので、選択をするときの基準となる「自分の軸」もありませんから、悩みに悩んだ挙句、誤った選択をしてしまいます。
今日来ていく服を、前の晩から決めている人と、朝になってバタバタ決める人では、人生にもこんなに大きな差がついてしまうのです。