『龍神とつながる強運人生』など、龍神や神様にまつわる著作を多数持つ大杉日香理さんは、延べ2万社以上の神社を参拝してきたスペシャリスト。ここでは運気を上げて成功するために必要な、ちょっとしたコツを紹介します。

運気をあげる4つの力Photo: Adobe Stock
大杉日香理大杉日香理(おおすぎ・ひかり)
著書累計37万部のベストセラー作家。子どもの頃から日本史に興味を持ち、全国各地で参拝した神社は延べ2万社となる。その経験を活かし神社風土史を提唱。神社で行うアクティブラーニングである『神旅®』にはこれまでに延べ1万人以上を動員。神社風土史を通じて、個人の可能性の発掘と社会での活かし方を伝えている。これまでの活動に、神田明神と共同開催した特別体験型参拝や、船橋市での起業セミナーでの歴史と経営の重要性についての講演、衆議院会館での選挙に勝つ神棚講座などがある。著書に『「龍使い」になれる本』(サンマーク出版)、『龍神とつながる強運人生』(ダイヤモンド社)などがあり、海外でも翻訳出版されている。

チャンスに気づくために
4つの力を磨く

 運気を上げたい、成長したい、と闇雲に動いても、龍神が日々もたらしてくれるサポートやチャンスに気づけなければ、うまく受け取り、活かすことができません。

 そこで、より多くチャンスに気づき、速く成長するために磨きたいのが、「感知力」「観察力」「分析力」「洞察力」の4つの力です。

変化に気づく
「感知力」

感知力」とは、小さな変化を見逃さず気づく力です。

 感知力が上がると、これは今、受けるべき案件だ、これは今、受けないほうがいい案件だと、自分にとって必要なもの(=チャンス)か、そうでないものかにも気づけるようになります。

 感知力を磨くには、毎日1回、1日で起こった小さな変化を思い出し、書き留めるようにしてみましょう。

 たとえば「つぼみが開いた」「ニキビができた」など、ポジティブでもネガティブでも、どんな些細なことでもかまいません。
 小さな変化に敏感に気づく癖をつけることで、小さなチャンスにも気づきやすくなります。

相手の様子や変化を見きわめる
「観察力」

観察力」とは、意識をしてものを見ることで、様子や変化を敏感に感じ取る力です。

 感知力と通ずるところもありますが、自分の身のまわりだけでなく、相手をよく観察して、そこから得られる情報を自分なりにまとめることが重要です。

 観察力が上がると、危険を察知する本能的な嗅覚が身につき、トラブルや争い事に巻き込まれにくくなります。

 身近な現象を使って観察力を磨くには、たとえば毎日、空を見ることでも可能です。
「今日は雲の動きが速いな」と思ったら、どれくらい雲が流れるか、形が変わっていくかをじっくり観察します。

 すると、そこから「上空の風はいつもより強いんだろうな」などと推察ができます。

 また、実際に人を対象物とする場合は、上司や同僚、家族の声音をじっくり聞く、表情や行動をじっくり見るなど、五感を意識的に使って普段との違いを感じ取ることでも観察力が磨かれます。

 少々難度が高いと思いますが、ニオイや空気の淀みなど嗅覚を使って観察してもいいでしょう。
 観察したことを書き留めておくのも、情報収集として有効です。