いま、UターンやIターンをして、地元や田舎で会社を買いたいという人が増えています。私の主催する「サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン」でも地元に戻るための手段として会社を買うという選択肢を作り、実際に地元企業を買って、奮闘しているメンバーがいます。
Uターンなら地の利が生かせますが、Iターンの場合はそうはいきません。まったく知らない土地というのは多少の不利にはなるでしょう。
ただ、その土地のことをまだ知らなくても、「この地域がいい」「ここが好きだな」と思えれば、地域のことを積極的に調べたりするので、その不利をカバーすることは十分できると思います。
このように買収対象の会社が、「好き」「得意業界」「得意地域」の3つの円の中で、どのあたりにポイントされるかを考えることが定性判断になります。
買収候補の会社をそれぞれ3つの円に示してみて、どの会社を買うべきかを考えていくわけです。3つの円の中心に近いほど(「好き」「得意業界」「得意地域」に重複して該当する会社ほど)、成功の可能性が高い会社になります。