2回の記者会見で
冷静だった東山氏
10月2日、ジャニーズ事務所が、創業者の性加害問題の対応について都内にて記者会見を実施しました。登壇者は、ジャニーズ事務所社長・東山紀之氏、ジャニーズアイランド社長・井ノ原快彦氏、弁護士ら2人の4人。発言の中心を担っていた東山氏、井ノ原氏に焦点を当て、表情を中心とした言動から会見時の心理分析を試みます。
会見を通じて印象的だったのは、9月7日に開かれた前回の会見同様、至極冷静な東山氏、前回に比べ、感情の起伏が減った井ノ原氏の様子です。
会見によれば、9月末時点で478人から被害の申告があり、そのうち325人が補償を求めているということですが、この数字に、東山氏の言動が冷静なのです。冷静過ぎる、と言った方が適切かもしれません。前回の会見時点では、具体的な被害者数はわからず、性被害の実態をよく把握していなかったゆえに、至極冷静なのだろうと考えました。