食べにくい魚でも
子どもがパクパク食べる隠し味
志麻さんは、魚料理はまず、2~3日で食べてもらえるものを考え、週7日のうち2日くらいは、魚を入れた献立を作るという気持ちで臨みます。
魚も肉と同様、「日持ちがよくて旬のもの」を中心に選ぶ。そのほうがおいしくて栄養もあるからです。
肉料理が決まると、魚料理も決まります。
肉料理がガッツリ系のときは、魚料理はさっぱりめのマリネや、たこのあえものなどにします。
逆に、肉料理があっさり系なら、魚料理は「さば」や「あじ」のタツタ揚げなど、ややガッツリ系にします。
ただ、志麻さんが訪問する家庭には、小さいお子さんのいることが多い。さばやあじのタツタ揚げもそのままだと苦手という子も多いのですが、そんなときはこうします。
さばに小麦粉をまぶす前に、「粉チーズ」を入れてから小麦粉を混ぜて揚げると、「洋風さばのタツタ揚げ」になり、お子さんもパクパク食べてくれるのだとか。
チーズは多くのお子さんが好きなので、食べにくそうな食材には隠し味にチーズをまぶす、というひと手間がいつもの料理とはひと味違うものになります。
チーズは“万能選手”なので、レシピでちょっと迷ったらチーズ。
粉チーズのほかに、とろけるチーズ、プロセスチーズなど、肉や魚にこっそりしのびこませて、簡単贅沢レシピにするといいそうです。
では、最後に選ぶ「野菜選びのコツ」は何でしょうか?