今年も残すところ1ヵ月とちょっと。
志麻さんは、5/21にNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」など数々のメディアで取り上げられた。
第5回「料理レシピ本大賞 in Japan」の「料理部門」で入賞した志麻さんの処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』は13万部を突破した。
いつもの冷蔵庫の食材が簡単!贅沢レシピに大変身!もう献立に迷わない!
ふだんお家で食べたことのない「タンドリーチキン」、「農家の野菜スープ」、志麻さんのレシピは、「ラタトゥイユ」、「豚肉のビール煮」、「お米のニース風サラダ」、「ローストビーフ」、「アッシ・パルマンティエ」、「ハヤシライス」、「メンチカツ」、「チョコレートムース」など、フランス家庭料理から、和洋中、エスニック、おやつまで秘伝のレシピが多数収録され、ふだん料理をしない人でも、手早く簡単に作れてしまうというから驚きだ。
冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか?これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。
今回は「冷蔵庫にあるもので最高のごちそう」がどうしたら作れるか。志麻さんに語っていただいた。
(撮影:新居明子、構成:寺田庸二)

冷蔵庫にあるものが、
最高のごちそうになる
6つの秘訣

 その日の冷蔵庫にある食材で、3時間に十数品、というと、まるで魔法使いのようだと
驚かれたことがありましたが、決してそんなことはないのです。

 ただおいしいものを手早く作るために、無駄なものを削り落とし、手をかけるところでは
手間を惜しまない工夫をしているだけです。

 そしてそれらは、フランス料理のレストランの厨房で身につけたコツや、パリに住む夫の母の台所で知った知恵などがもとになっています。

おいしさの秘訣1[下味の塩で味が変わる]

【余分な水分が出て味が入る】
 日本料理にはしょうゆという万能の調味料がありますが、フランス料理では味の基本はです。特に注目したいのは下味の塩。
 本書『志麻さんのプレミアムな作りおき』で紹介している、「キャロット・ラペ」「コールスロー」で、野菜を切ったら塩をふってよくもみ、しばらくおきます。
 すると水分が出て、次に入れるドレッシングの味がよく入ります。

【うまみが凝縮する】
 本書にある、「農家の野菜スープ」「ラタトゥイユ」では、野菜を鍋に入れたらすぐに塩をふります。
 水分が出て、うまみが凝縮すると同時に、野菜自身の水分で火を通すので野菜の味が際立ちます。プロの料理人は「材料を鍋に入れたら、とりあえず塩をふる」というくらい、下味の塩が素材のうまみを最大に引き出し、仕上がりのおいしさにつながります。