自分を正しく評価する
対して、会社に潰されない人は、自分を正しく評価しています。それは調子に乗るという意味ではなく、「仕事がある自分の価値」を正しく理解して、ときには仕事を断ることをしっかりとしているのです。
だからと言って、会社に潰されない人は来た仕事を無下に断ることもしません。自分が手一杯のときに新しい仕事が来たら「無理です」と言うのではなく、
・「今、少しバタバタしていて対応が〇日以降になりますけどいいですか?」
・「この納期でこの仕事だと、多少粗くなりますが大丈夫ですか?」
・「質が落ちる可能性があり、できればもう少し時間が欲しいのですが」
と自分の状況を伝えながら気持ちよく働ける環境を整えようとするのです。すると、間に合わなそうだから次回ちゃんと依頼するよと相手が理解を示してくれることもありますから、疲弊せずに仕事をすることができます。
つまり、大事なことは自分に自信を持ってまわりとコミュニケーションを取ることなのです。その意味では手を動かすことだけが仕事なのではなく、自分を評価し、まわりと調整するのも立派な仕事と言えるでしょう。
もし仮に強引に仕事を捩じ込んでくる人がいた場合は「わがまま言われても難しいです」と伝えるものひとつの手です。仕事は利害関係で成り立っているわけですから、皆さんだけが我慢するというのはそもそも成立していません。
どんなに優秀な人でも自分を過小評価していると気持ちが続かなくなってしまうので、注意しましょう。