「おごってもらった部下は翌日お礼したほうがいい」議論に終止符は打てるのか?上司におごってもらうことは、部下にとってそもそもうれしいことなのか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

SNSでたびたび話題になる、おごりおごられのマナー論。今回は、「上司におごってもらった翌朝に、対面で直接お礼を言いに行った方が良い」というユーザーの主張に賛否が集まった。さまざまな意見の中には、そもそも最近の若手は上司との飲み会に「行ってあげてる」感覚だという意見も……。(フリーライター 鎌田和歌)

 ネット上の一部で、先日「なんてX(旧ツイッター)映えする話題提起……!」と盛り上がったのがこちらのトピックだ。togetterまとめを引用する。

「老害意見かもしれないけど若い方は飲み会で年上におごってもらったら翌日お礼を言いに行った方がいい、最近の20代は何も言わない」様々な年代からの見解

https://togetter.com/li/2243004

 SNSではこのように誰でも自分の経験と照らし合わせて感想を言える話題が伸びる傾向にあるため、多数のコメントがつくホットトピックとなっている。

 おごりおごられのマナーは昔から話題になるトピックではあるが、「何度も繰り返されたテーマだな」と思う人もいれば新鮮に感じる人もいるだろう。そうしてさまざまな思いを胸に、人は今日もSNS議論に参戦していく。

お礼を言うのは当然だが
翌朝にも言う必要はある?

 ユーザーの問題提起は、「飲み会でおごってもらったら翌日お礼を言いに行った方が良い」「最近の20代は言わない」である。ここでポイントなのはやはり「翌日」だろう。

 おごってもらって店を出るときにお礼を言わない若手はさすがにあまりいないし、それは非常識であるという一般認識が確立している。しかし、翌日にもそれが必要かどうかについては議論がわかれる。