誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
職場は居心地が命
今日は、職場についてお話ししたいと思います。職場って、居心地が命だと感じませんか?
アテクシは精神科医として患者さんたちの悩みや不安をよく聞くんです。その中で「仕事を変えたら大変だった」とか、「新しい職場でついていけない」とか、「人間関係が難しい」とか、そういったことがよく出てきます。
仕事って、長く続けることが大切だと思います。そうなると、どうしても気になるのは、その職場での居心地ですよね。人間関係や雰囲気が合うかどうかって、すごく大事なポイントだと感じます。
快適に過ごせるかどうか
ところが、人はいろんなことを考えちゃうものです。ずっと同じ場所にいることの安心感とか、将来性や給料のことも気になります。
それはもちろん大切なことなんですけど、それだけじゃなくて、やっぱり居心地も大事だなと思うんです。
仕事選びって、スペックで考えがちですよね。給料がいいかどうか、有名な会社かどうか、将来性があるかどうか。でも、それだけじゃなくて、その場所で快適に過ごせるかどうかも考えないといけないんじゃないかなって思います。
日中の大半を過ごす場所
実際、スペック重視でなんとなく無理して入った職場が、合わなくてつらくなることもありますよね。最初は我慢できても、長続きしない可能性があるんです。
職場って、日中の大半を過ごす場所ですよね。24時間のうち、職場にいる時間って結構長いんです。
その時間が苦痛じゃないかどうかって、すごく大事なことだと思います。その場所に居心地が悪いと、どんなに他が良くても長続きしないかもしれません。
感覚も大事にする
だから、感覚で選ぶことも大事です。毎日何時間も過ごす場所だからこそ、居心地が良いかどうかっていうのが最優先かなと思います。
給料や将来性ももちろん大切ですが、その先に続く毎日が快適でないなら、もったいない気がします。
職場選びで迷っている時、参考にしてみてくださいね。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。