女性役員の比率が
50%以上は6社
今回、1位となったのは2社で、女性役員比率で55.55%となった。
そのうちの1社は求人情報サイト「バイトル」を運営する人材サービス業のディップ。前回のランキング(21年4月~22年3月)では30%だったが、今回、大幅に上昇した。
役員9人のうち、女性は5人。女性はすべて社外取締役で、その中には元TBSアナウンサーの竹内香苗氏もいる。
もう1社はオンライン旅行予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャー。こちらも役員9人のうち、女性が5人となっている。前回の女性役員比率は42.85%だった。
なお、前回ランキングで1位(女性役員比率60%)だった通信機器メーカーのユニデンホールディングスは、昨年11月に上場廃止となったため、ランキングの対象外となった。
3位は女性役員比率が50%の4社が並んだ。
コンビニのローソン、書店経営の三洋堂ホールディングス、バイオベンチャーのセルシードの女性役員比率は前回ランキングでも50%だった。
一方、前回から13.64ポイント上昇して50%となったのがモーター大手のニデック(旧日本電産)だ。
7位は、飲料メーカー大手のサントリー食品インターナショナル、化粧品メーカーのシーボン、ストレージ製造のニューテックの3社。女性役員比率は44.44%。
サントリー食品インターナショナルの女性役員比率は前回から22.22ポイントの上昇となった。
10位は10社で、女性役員比率は42.85%。
10社の内訳は、事務用品大手のキングジムや化粧品メーカーのノエビアホールディングスの他、教育関連サービスのEduLab、ネイルサロン運営のコンヴァノ、保育所や幼児教室などを運営のKids Smile Holdings、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」運営のクラシコム、ステーキや回転ずし店などを展開するアトム、業務用食材通販のミクリード、玩具メーカーのピープル、就職支援サービスなどを行うスローガン。
ランキングの完全版では、20位以下を含めた全322社を掲載している。女性役員比率が3分の1以上の企業の傾向も分析しているので、ぜひチェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)