米シェアオフィス大手ウィーワークがニュージャージー州の破産裁判所に連邦破産法第11条の適用を申請した。かつて全米で最も価値のある新興企業だったベンチャーの驚くべき破綻に終止符が打たれた。  デビッド・トリー最高経営責任者(CEO)は、債権者の約90%が負債を株式に転換することに同意し、約30億ドル(約4500億円)の負債が無くなったと述べた。  最盛期には企業価値が470億ドルと評価されていたウィーワークは、事業を拡大し過ぎたあまり多くの不採算拠点を抱えることになり、いまその結果に直面している。2010年代後半の市場の絶頂期には、数百もの長期オフィス賃貸契約を結んだ。