イスラエル政府高官らはイスラム組織ハマスとの戦闘終了後について、期限を定めずにガザ地区の安全保障を管理し続ける意向を明らかにした。新たな民兵組織の結成を阻止することが狙いだという。一方で米政府が20年前にイラクを統治したような方法でガザ地区を管理することには、あまり関心がないと述べた。イスラエルのエリ・コーヘン外相は10月7日の戦闘開始以降で初となる国外メディアとのインタビューで、政府としてガザ地区に民政を敷く考えはないと説明。ハマスを崩壊させた後は、米国や欧州連合(EU)、またイスラム教徒が多数派を含む国などを含む国際的な連合か、ガザ地区の地元の政治指導者らに統治責任を委ねるとした。コーヘン氏は「ガザを統治したくない。彼らの生活を管理したくない。われわれの国民を守りたいだけだ」と述べた。