語彙力アップに必要な3要素とは?
語彙力アップを謳う本はたくさん出版されています。しかしその多くは、これから語彙を獲得していく人向けのものです。言葉や慣用句がたくさん載っていて「社会人になったあなた、さぁ、暗記しましょう!」というスタイルです。これはこれで大事な役割を担っているとは思います。
しかし、ビジネスパーソンとしてすでに忙しく働いているあなたが、いくら語彙力低下を自覚しているとはいえ、それを覚えるために机に向かって一から勉強するのは現実的ではありません。
忙しい毎日です。会議に出席しないといけないし、報告書も書かないといけない。懇親会や接待もあるでしょう。そんな毎日なのですから、もっと日常に組み込むスタイルで、即戦力になる言葉を増やしたいと思いませんか?
そこで、本書では多忙なビジネスパーソンに最適な、超実践的な語彙力アップの方法を紹介していきます。
大人が仕事で役立つ言葉を獲得するためには、次の3つの要素を意識する必要があります。
1つ目は、新しい言葉に「出会う」こと。そのための機会を増やします。
2つ目は、知らない言葉を「調べる」こと。意味がわかっていない言葉を使うことはできません。
そして3つ目は、脳に定着させて「覚える」こと。
この3つの要素を意識することで、使える言葉のストックがどんどん増えていきます。
本書ではこの3つのやり方を1つずつ説明しています。
*本記事は、山口拓朗著「『うまく言葉にできない』がなくなる言語化大全」から、抜粋・編集してまとめたものです。