AIを使いこなす入り口に、まずは立ってみよう。普通の日本語をプロンプト(指示文)として入力するだけで、瞬時に回答してくれるChatGPT。うまく活用すれば業務効率の大幅な改善が期待できる。特集『コピーですぐに使える!ChatGPT100 選 職種別・業種別・部署別』(全32回)の#11では、超入門講座で最低限押さえておきたい基本を身に付けよう。(ITライター 柳谷智宣)
事務作業の手助けをするChatGPT
高いタイムパフォーマンスで手放せないツール
「ChatGPT」という言葉をビジネスシーンで聞くことは、浸透し過ぎて当たり前のことになってきた。ChatGPTは、2022年11月に米オープンAIがリリースした、テキストを生成するAI(人工知能)サービスで、チャット形式でAIと会話できるのが特徴だ。
「ただでさえ忙しいのに、コンピューターと会話している暇なんてない」と思っている人がいたら、ちょっと待ってほしい。ChatGPTは質問に回答したり、雑談できたりするだけでなく、うまく指示すれば、あなたの事務作業の手助けをしてくれるのだ。
テキストで指示することができて、最終的なアウトプットをテキストとして提出するようなタスクであれば、問題なく仕事を任せられる。これが今、ビジネスシーンでChatGPTの活用が広がっている理由だ。
プレゼン資料のたたき台や謝罪メールの文章、プレスリリースの下書き、書籍のタイトル案など、自然言語で指示するだけで瞬時にアウトプットしてくれる。企画をブラッシュアップしたり、文章を添削したりすることも可能。英会話の練習相手や新規事業案を考えるブレスト相手にもなってくれる。
筆者も毎日数時間ChatGPTを業務で利用しているが、高いタイムパフォーマンス(時間対効果)を得ており、手放せないツールとなっている。
ChatGPTを使いこなす入り口に、まず立とう。次ページでは超入門講座として、最低限押さえておきたい基本を分かりやすく解説する。