自分にとって「害になる親」、つまり毒親からは逃げるしかない、とは言われますが、実際に毒親との絶縁は簡単なことではありません。絶縁してもなお追いかけてくる毒親、周囲からの残酷な言葉……ここでは実際に毒親と絶縁した経験を持つ著者が、同じ悩みを持つ人々へ苦しみから抜け出す糸口を綴った書籍『幸せになるには親を捨てるしかなかった』(シェリー・キャンベル著 ダイヤモンド社)から抜粋し、再構成して紹介します。

【毒親育ちの特徴】「人に嫌われたくない」「人の目が気になる」という人の家族に共通する暗黙のルールPhoto: Adobe Stock

人は「本当の自分を愛してほしい」
という願いを持つ

 ほとんどの人の、人として最も強い願望は、自分を、自分として丸ごと愛してほしいというものです。

 誰しも自分の好ましい部分だけを好きだと言われたくはありません。

 あなたが好ましい人としか見られないのなら、それはあなたの本当の姿ではありません。あなたのほんの一部だけを見せた、作り物の姿です。

「こうあるべきの自分」を
まとっていないか

 作り物の姿とは、虚無感、疲労感、孤独へとつながる、悲しみや恐怖が具現化したものです。

 愛を得るために、あなたは「こうあるべき」と考えた自分になるしかありませんでした。しかし、有害な毒家族が求めるものは予測不能で、次から次へとルールが変わっていきます。

 生まれたときから絶えず続いてきた虐待と支配のせいで、健全な環境でなら育(はぐく)まれていたはずの自然体のあなたへと成長する機会は、一度も与えられなかったことでしょう。

 どのようにして、本当のあなたを犠牲にして作った、他の人が求める作り物の姿をまとうようになったのか、考えてみましょう。

染みついた「家族のルール」は
消えない…

 あなたの幸せと成長を阻害する毒家族とのつながりを絶って初めて、本当の自分がどんな人間か、考えられるようになります。