自分だけの「GPT」も
チャットで話すだけで簡単に作成できる

「GPT」の作成も、ChatGPTとチャットしながら作成できる。シンプルなチャットボットであれば、プログラミングの知識なしに、5分で作成できるのだ。

 今回は、ビジネスマナーに関するクイズを5個出題してくれるチャットボットを作ってみよう。「DALL・E」などの機能も利用できるので、質問の挿絵も作ってもらった。

 どんなツールを作りたいのかをプロンプトに入力すると、必要な情報を質問してくるので回答する。英語で聞いてくることが多いので、内容が分からない場合は「日本語でお願いします」と入力すればいい。コンセプトを伝えると、アプリ名とアイコンを考えて提案してくれるので、確認する。もちろん、作り直してもらうこともできる。

 ビジネスマナーの問題はChatGPTが勝手に考え、毎回異なる問題が出てくるので勉強になる。挿絵が微妙に答えのネタバレになっていたり、逆にミスディレクションになったりしていることがあり、それも面白い。

「Create a GPT」をクリックする「Create a GPT」をクリックする 拡大画像表示
チャット形式でツールを作成できるチャット形式でツールを作成できる 拡大画像表示
ビジネスマナー学習アプリを5分で作ってみたビジネスマナー学習アプリを5分で作ってみた 拡大画像表示

 他にも、ウェブサイトを作成したり、論文を解説したり、英語の学習ができたりと、さまざまなチャットボットなどが多数公開されている。FAQやマニュアルなどを読み込ませて、AIの自動応答システムを作り、自社のホームページに埋め込むこともできる。アイデア次第で、いろんなチャットボットが作れそうだ。

 今のところ、回数制限がある上、ユーザー側がChatGPT Plusを契約する必要があるので、すぐにビジネスで利用するには現実的でないかもしれない。とはいえ、このような問題はすぐに解決するはず。生成AI界隈は猛烈な速度で進化しており、ぼーっとしていると取り残されてしまう。後から追いつく方が大変なので、今すぐにChatGPTが持つ無限の可能性にいち早く触れておくことをお勧めする。