美食家の精神科医・樺沢紫苑先生も本書のメソッドで5.6kgも痩せ、成功率96.6%のダイエットとして、今、話題の書「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)。ダイエットにつきものの「我慢」や「意志力」が不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて2度とリバウンドしない体が手に入るのは、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。本連載では、本書から、抜粋しながらそのコツを紹介していきます。

会食続きの時にも使える! 目からウロコの「仕組み」ダイエットPhoto: Adobe Stock

太りやすい習慣「早食い」を防ぐには?

 12月からお正月にかけて、ご家庭でも外食でもご馳走を食べる機会が多くなりますよね。飲み会などで食べるとよい「痩せるおつまみ」などは本書でもご紹介していますが、さらに、食べる時に気をつけるべきなのが「早食い」の防止です。

 早食いは、消化に悪く、満腹を感じにくいので、太る原因になりがちです。
体は食事を始めて満腹と感じるまで約20分以上かかると言われています。そのため、早食いしてしまうと食べ終わっても満腹感を感じられず、必要以上の多くの量を食べることになってしまいます。

 早食いを防ぐには、よく噛んで食べること。よく噛むことによって、満腹感が得られ、食べ物の味を楽しめ、消化吸収もよくなって、いいことだらけです。
とはいえ、「よく噛んで食べるように意識する」だけだと、なかなか難しいですよね。

こんな時も、「行動」に変換。
「よく噛んで食べる」ではなく「一口食べるごとに箸を置く」あるいは「20回噛む」と決めるのです。

茶碗をこぶりなものに替えて「ドカ食い」を防ぐ

また、ついつい白いごはんをかっこんでしまう、という人は、「食べすぎないようにしよう」と意識するだけでなく「茶碗をこぶりなものに替える」「そもそもごはんを少量しか炊かない」ようにしてみてはどうでしょうか。

ダイエットに悪い習慣は、それをしないで済むような「仕組み」を考える。
ダイエットに良い習慣はそれを日常に取り入れたくなるような「仕組み」を考える。

そうやって、痩せる生活習慣を自分の日常生活に取り込んでいくことで、痩せる仕組みは加速していくのです。

 *本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み」から抜粋・編集して掲載しています。

著者/野上浩一郎

治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と、600人のダイエット指導実績あり。

監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。